研究は山登りに似てる
目の前に道が三本あるとする。あなたは、進む道を決める際に、何を重視するか?
仮説立案、実験、考察、仮説立案、実験、…
上記が、研究を進めてく際の基本的な流れだと思う。この研究の過程の中で、道の分岐点に遭遇することが何度もある。
僕は研究は山登りに例えられると思っている。研究のゴールが山頂。自分は今麓にいる。さて、どの山に登ろうか。大きな山、低い山。山を決めたら、そっちに向かって歩く。しかし、崖に遭遇した、引き返して、他の道に進む。また分かれ道がある。こっちの道が近道に見えて、あっちの道はいばらの中に突っ込んでて先が見えない。どっちに行くか…
研究なら、まずは近道の方に進むだろう。いやそれでいいんだけど、僕はなんか面白くないと感じる。いばらの道に進んで、予想外のいい結果が出て当初の予想よりも高い山に登れたら、これほど楽しくて脳汁が沸き出ることはないと思う。これは、研究は分からないことを追い求めるという性質から来る、醍醐味だと思う。(もしくは、いばらの道の方が当初の山頂への正しい道でしたということもある。)
いばらの道に進んでも、大体は行き止まりだけどね(笑)。だから僕は、常に近道と脇道の両方の実験をする。というか、どこに脇道があるか探すことに僕はいつも注力している。
そのため、教授と今後の方針を議論すると、バトルになることが多い。でも、脇道から今は頂上に近いとこまで来れてて、うれしい。
今後も「いかにうまく脇道に逸れるか」を大事にして研究していきたい。