樹海から富士山を夢見て

生化学を学んでいる大学院生です。研究生活の日々で感じたことを記します。

研究室という狭い空間

研究室は、物理的にも社会的にも、とても狭い場所だと思います。

10数人のコミュニティーで、日々実験やディスカッションに励む。


研究室に所属している以上、その至上命題は、研究で成果を出すということですね。

そして、研究室には教授がいて、彼/彼女を頂点にした人間関係が構築される。


しかし、世の中全体から見れば、これはすごくちっぽけなことだということを、忘れてしまうことも多いのではないでしょうか?


大事なのは研究室内で一番になることではない。異分野の人には、自分の研究が面白いと言ってもらえるか?学会に出れば、新奇な発見をしてる人なんていくらでもいるのでは?


大事なのは研究成果ではない。成果を出すことだけを良しとせず、就活なり、趣味なり、多様な暮らしを認めよう。


大事なのはボスのイエスマンになることではない。実験するのは自分だ、データに自分の知的好奇心を表現するべきだ。


はたまた、一歩外に出れば、ボスが間違っているんだ、自分が洗脳されてるんだと気づくこともあるかもしれない。


自戒を込めて。

そして、苦しさに悩んでる人は外に目を向けるべきです。